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山伏茸(ヤマブシタケ)ってこんなきのこ

山伏茸(ヤマブシタケ)山伏茸(ヤマブシタケ)は、日本では数少ないサンゴハリタケ科のキノコです。
学術名は[Hericium erinaceum]といいます。「山伏」とは山野を歩き、仏教の修行をする修験者のことで、山伏茸(ヤマブシタケ)の形状がこの山伏が着る鈴懸衣(すずかけごろも)の結袈裟(ゆいげさ)にある丸い飾りによく似ていることから、大正時代の薬草の大家である白井光太郎氏が「山伏茸(ヤマブシタケ)」と命名しました。
中国では「猴頭茹」(ホウトウクウ)とよばれ、熊の手・ナマコ・フカヒレとともに四大山海珍味の一つとして知られており、昔から珍重され、宮廷料理に用いられています。
山伏茸(ヤマブシタケ)の成分を分析すると、β-クルガン・食物繊維が豊富であるほか、ビタミン・アミノ酸・ミネラル類も多数含まれています。
山伏茸(ヤマブシタケ)は健康食材として、非常に優れていることがわかります。
1991年の静岡大学の河岸洋和教授の研究発表で、山伏茸(ヤマブシタケ)から脳や記憶への新たな成分が発見されました。
発見された成分は、山伏茸(ヤマブシタケ)の子実体から特定されたものを「ヘリセノン」、菌子体から特定されたものを「エリナシン」と名づけられています。
この「ヘリセノン・エリナシン」は、動物以外の天然成分の中から発見されたのは山伏茸(ヤマブシタケ)が初めてであったことから特に注目を集めました。
なお、山伏茸(ヤマブシタケ)は多糖類、たんぱく質、食物繊維、ミネラルなどで構成されています。また、山伏茸(ヤマブシタケ)はあのアガリクスと同じように、β−グルカンも多量に含有しております。
山伏茸(ヤマブシタケ)にはアガリクスで話題となった「β-グルカン」を大変豊富に含んでいます。
山伏茸(ヤマブシタケ)は「ヘリセノン」を含有。天然素材としては、ヤマブシタケ(山伏茸)に含まれる
山伏茸(ヤマブシタケ)はSOD様値が全食品の中でもトップクラス


■ 免疫と山伏茸(ヤマブシタケ)
ヤマブシタケ(山伏茸)には免疫と関係する「β-グルカン」が豊富に含まれています。β-グルカンとは、キノコに多く含まれる身体の抵抗力をお手伝いする成分です。大学・製薬会社の共同研究でも、それは報告されています。

■ 活性酸素と山伏茸(ヤマブシタケ)
体内に増え過ぎることは好ましくない活性酸素。山伏茸(ヤマブシタケ)には、増え過ぎる活性酸素から身を守るお手伝いが可能です。食品栄養学に詳しい大学からの報告では、最近特に注目を集めているカテキンに匹敵するほどということです。

■ 記憶のネットワークと山伏茸(ヤマブシタケ)
山伏茸(ヤマブシタケ)特有の成分に「ヘリセノン」があります。人の記憶のネットワークに関係することが示唆されており、実際に食事の中に山伏茸(ヤマブシタケ)を取り入れて、自立をお手伝いさせている医療施設もあります。
●山伏茸(ヤマブシタケ)には豊富な食物繊維!
おなかの調子を整え、腸内をきれいにする食物繊維が37.1g/100g。
●山伏茸(ヤマブシタケ)にはアミノ酸が18種類!
必須アミノ酸を含む18種類のアミノ酸(15.6g/100g)。
●ミネラル・ビタミンB・Dで元気!
鉄、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどをバランスよく含み、ビタミンB群、ビタミンDを多く含む。
※その他にも山伏茸(ヤマブシタケ)には健康な体に必要な栄養素が豊富に含まれています。

源兵衛翁について

源兵衛翁は、豊後の国佐伯藩千怒の浦(現在の大分県津久見市大字千怒)の生まれで今からおおよそ四百年の昔、炭焼業を営んでいましたが、ある時自分の切り捨ててあった炭木の切れ端に沢山の椎茸が出ているのを発見しました。
そして、その木が椎・樫ではなく楢の木であったことに大変驚くと同時に深く興味を持ち、これを自分の手で作ってみたいという好奇心が涌きあがり楢の木の伐採時期を研究し、遂に秋の土用の時期が最適であることを知り、この時期に伐採した原木を玉切りして、これに鉈目を入れ、空中を飛んでくる椎茸の胞子を付着させ、その榾木から椎茸を発生させるという鉈目式栽培技術を確立しました。
(小野村雄著「山の光」より)
まさに、源兵衛翁は我が国、椎茸産業の開祖であります。
写真は「源兵衛翁の銅像」