・霊芝の原植物
紫芝の菌かさはコルク質、有柄、半円形ないし腎臓形で、高さと幅は20cmにもなるが、かさの直径より側生する柄の方がやや長い。
菌がさ、柄は黒色の皮殻をもち、光沢があり、表面には環状の稜紋と放射状のしわがある。
菌肉は茶褐色。菌管は硬く、菌肉と同色。管口は円形で、色は菌管とほぼ同じ、胞子は褐色で卵形である。腐った樹木の根元に生える。一方、赤芝は前述の紫芝と形状はほぼ同じである。しかし、菌がさの皮殻は黄色ないし紅褐色、菌柄は紫褐色、菌肉はほぼ白色ないし淡褐色、菌管、管口は初め白色で、のちに褐色になる。
・霊芝の主な産地
中国における紫芝の分布は、浙江、江西、湖南、広西、福建、広東省などであり、一方、赤芝の分布は、河北、山東、山西、四川、安徽、江蘇省などである。
・霊芝の採取
一年中採取可能であるが、秋に採取されることが多い。採取後土やごみを除き、日干しする。