村田椎茸本舗サブ看板

霊芝(レイシ)ってこんなきのこ

霊芝(レイシ)・霊芝の原植物
紫芝の菌かさはコルク質、有柄、半円形ないし腎臓形で、高さと幅は20cmにもなるが、かさの直径より側生する柄の方がやや長い。
菌がさ、柄は黒色の皮殻をもち、光沢があり、表面には環状の稜紋と放射状のしわがある。
菌肉は茶褐色。菌管は硬く、菌肉と同色。管口は円形で、色は菌管とほぼ同じ、胞子は褐色で卵形である。腐った樹木の根元に生える。一方、赤芝は前述の紫芝と形状はほぼ同じである。しかし、菌がさの皮殻は黄色ないし紅褐色、菌柄は紫褐色、菌肉はほぼ白色ないし淡褐色、菌管、管口は初め白色で、のちに褐色になる。
・霊芝の主な産地
中国における紫芝の分布は、浙江、江西、湖南、広西、福建、広東省などであり、一方、赤芝の分布は、河北、山東、山西、四川、安徽、江蘇省などである。
・霊芝の採取
一年中採取可能であるが、秋に採取されることが多い。採取後土やごみを除き、日干しする。

源兵衛翁について

源兵衛翁は、豊後の国佐伯藩千怒の浦(現在の大分県津久見市大字千怒)の生まれで今からおおよそ四百年の昔、炭焼業を営んでいましたが、ある時自分の切り捨ててあった炭木の切れ端に沢山の椎茸が出ているのを発見しました。
そして、その木が椎・樫ではなく楢の木であったことに大変驚くと同時に深く興味を持ち、これを自分の手で作ってみたいという好奇心が涌きあがり楢の木の伐採時期を研究し、遂に秋の土用の時期が最適であることを知り、この時期に伐採した原木を玉切りして、これに鉈目を入れ、空中を飛んでくる椎茸の胞子を付着させ、その榾木から椎茸を発生させるという鉈目式栽培技術を確立しました。
(小野村雄著「山の光」より)
まさに、源兵衛翁は我が国、椎茸産業の開祖であります。
写真は「源兵衛翁の銅像」